- にえ
- I
にえ【二会】(1)円宗寺の法華会と法勝寺の大乗会の二つの法会。(2)円宗寺の法華会と最勝会の二つの法会。IIにえ【沸・錵】日本刀の重要な見所の一。 地肌および地肌と刃部との境目にそって銀砂をまいたように, 細かくきらきらと輝いているもの。 地肌に生ずるものは, 特に地沸(ジニエ)という。→ 匂い(3)IIIにえ【煮え】(1)にえること。 また, その過程。(2)茶釜(チヤガマ)の底に漆でつけてある薄い鉄片。 湯が沸くと煮え音を出す。IVにえ【贄・牲】(1)神仏・朝廷へ捧げる供物。 特に初物の食べ物や諸国の特産物。 貢ぎ物。
「塩と~とは, また郷土(クニ)の出す所に随へ/日本書紀(孝徳訓)」
→ にえす(贄)(2)贈り物。 進物。「伊予の最手(ホテ)~奉る/宇津保(初秋)」
(3)犠牲。 いけにえ。「弾圧の~となる」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.